わたしは、まるで四角い箱に閉じ込められた小鳥のようだった。 いつもどこか我慢していて”普通”という言葉に縛りつけられていた。 建物一つない広大な大地が落ちた星を吸い込んで煌めくのとは対照的に、わたしの感情は虚空をかいて空へと登っていく。
黒猫に誘われ、行き着いた先には空に浮かぶ鉄の翼や人と同じ顔をした機械たち。
「あなた、不思議な表情してるね」
その声は、月の裏側のようにひんやりとして、でもどこか懐かしかった。
これは夜と夢が繋いだ、2人の少女の物語。